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Fketの歴史

Fketはだいぶ昔からあり、歴史は長大です。
そのすべてを公開したいが、資料の解読は非常に難解で、
あなたがたの脳には適していないかもしれない。
*脳は適していない使い方をすると、疲れる。
過剰に疲れると、あなたがたは足を踏み外して崖から落ちたり、詐欺師に会社を乗っ取られたりする。
それはかわいそうなので、がんばって短くかんたんにまとめて、楽しく読めるようにまとめていきます。
これは偉大で芥川賞だ。
スーパーミ=ナゴロシタイン博士
ここの内容にはとくに関係がない


最初のFketは?
Fketの起源については多くの説と
それらを裏付ける資料が複数存在します。
しかし矛盾した内容や解釈不可能な記述などが多く、いずれも決定的とは言えません。
関係者間で議論がされたり、全部無視して
てきとうなことを言ったりされています。
太古の昔かもしれないし、昨日かもしれない
もしかしたら明日かもしれません。

いちばん短いFket
記録に残っているものの中では、
1962年9月29日6時5分にアメリカ合衆国カリフォルニア州
ヴァンデンバーグ空軍基地のミサイル発射台付近で、
テントウムシの集団により突発的に催されたFketが最短です。
開催から0.002秒後、カナダの人工衛星アルエット1号の発射が
行われ、参加者と会場は吹き飛ばされ、Fketは収束しました。

いちばん長いFket
収束が確認され開催期間が確定している物のなかでは、
約4億1600万年前に開催され5680万年ほど続いた
Fketが最長とされています。
長い時間の中でたくさんの生物が生まれ、
無数の世代を超えてFketが執り行われました。
会場は拡張を繰り返され、海と陸の境界が溶けたと
言い伝えられています。
このFketは比較的知名度が高く、
一部界隈では「デボン紀」等の別名で呼称されることもあるそうです。

Fketの伝統
Fketは時代や場所など、ほぼすべての要素が毎回
めちゃくちゃに違い、伝統と呼ばれるようなものも
いきなり現れたり消えたりするので、
一概には語ることができません。
近年の傾向としては、自らの身体を酢漬けにして
〆フィッシュになるのが流行っていました。
〆フィッシュになった者は、苦行を経た偉大な
ファッションリーダーとして敬意を込めて
「すっぱかぱあ」と呼ばれました。
一時的な信仰の対象になったり、3日ぐらいで飽きて
やめたり、電車に乗ったときに置き忘れて
紛失されたりするようです。

群発性Fket症候群
体内や体表の常在菌などの間でFketが流行してしまい、生き物の全身いたるところでFketが開催されまくる状態に陥ることを
「群発性Fket症候群」と呼びます。
常在菌を除去するのは現実的ではないので、基本的には菌たちが飽きるまで放置するしかありません。

データベースの消失
かつてFketのすべての記録を整理し保存する試みが、
第17コンピュータ文明黎明期に行われたことがあります。
ハイブリッド有機AIを用いた元素監視技術によって、過去と進行中のすべてのFketを仔細に記録したデータベースが作られました。
しかし、Fket情報を集約しすぎた結果、データベース内の情報群が意思を持ち、Fketを開催し始めてしまいました。
データベースは情報の指数関数的な増加と機能衝突を
繰り返し、文明そのものを巻き込んで崩壊しました。
これによりFket記録の大部分が失われ、かろうじて残った
紙媒体の資料も、残された生き物のための焚き付けに使われて、焼失したと語られています。
この事件により、Fketのことを書いた紙でバーベキューをすると、普通より美味しくなることが判明したそうです。

因果の逆転
Fketに関連する出来事に関して、しばしば因果の逆転
つまり結果が過去に、原因が未来にあるといった通常の時間軸ではありえない出来事が観測されます。
わかりやすく例えると、数年後の未来に飲むことになる車のウォッシャー液のせいで、今日腹を壊すといった感じです。
これらの現象は単純ではなく、逆転したり入れ替わったり実家に帰ったりした時系列郡が複雑に絡み合っています。最も複雑なものになると、的確に図表などで表現するには、五次元空間で記述されなければならないと言われています。そして複雑化したFket情報は集約されると意思を持ちはじめ、Fketを開催し始めてしまうので、解析を進めれば進めるほど状況は更に複雑化します。
これらの現象は、「始祖Fket」と呼ばれる「一番最初のFket」を特定する試みが、事実上不可能と言われている要因の一つです。
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